- タイトル
自分が楽に過ごすために-『自分の小さな「箱」から脱出する方法』 - 背景
コーチングの講習を受けることとなり、いくつか認知に関する本の紹介を受けました。
その中の一冊がこちらでした。
そもそも、コーチングを受けたのは、転職先のコミュニケーションが上手くいかない中で、
どのような方針で今後の社会人人生を歩んでいくのか、というのがきっかけでした。 - 概要
著者 :アービンジャー インスティチュート (著), 金森 重樹 (監修), 冨永 星 (翻訳)
出版年:2006年
分野 :心理学・認知科学人は誰しも、多かれ少なかれ自分の箱から物事をみている。病気を蔓延させていたのは、実は治したかった医師であり、原因は自分に合ったということ。
医師が、感染源となっていた。職場・家庭・グループなどコミュニティにおいても同様に、自分の感情、姿勢によって空気感、
生産性、心地よさが作られる。1.自分がするべきことをしなかった際、誰かのせいにしてしまうことがある。
2.いったん、自分の感情に背くと、それを他の人のせいにし正当化することがある。
3.現実を見る目がゆがむ
4.したがって、自分の感情に背けた際に、ヒトは箱に入る。
5.時がたつにつれ、箱は自分のものとなり、性格となる。
6.自分が箱の中にいることで、周囲の人も箱に入れてしまう自分の感情というものは、とても曖昧であり、注意深く見ていないと気づくことができない。箱から抜け出す方法は、自分自身がどうあるかであり、他の人はある意味まったく関係ない。不思議なものであるけど、周囲のものをきにしないことが箱という自己欺瞞とややこしさから抜け出す
ことができるということであると本書では結論付けられている。たしかに、自分が執着している、こだわっているものを一旦ゼロ価値にすることで「ふっ」と力が抜けることがあるし
状況を理解することができる可能性がある。また、印象的だったのは「完璧にはなれないから、よりよくなろう」というのが印象的だった。
脈絡はあまりなく感じたけれども、とても同意できる内容であった。 - 日常への活かし方、こんな人におすすめ
「人間関係のストレスが多い人」「思い込みに縛られていると感じる人」「行動を変えたい人」におすすめ。
ちょっと、わかりにくい部分があるけど、読み返すことでより理解できるようになるかと思います。 - まとめと一歩踏み出すための言葉
まだまだ、勉強し始めたばかりですが、自分の心の動きを観察しながら試していきたいと思います。
自分の観察をするには、やはり書き出すことが有用だと感じています。
今は、Notionを使って、記載することをできる限りで実施していますが、
ともすれば一週間くらい実施しないこともあるので、継続にはまだまだ課題がありますね。 - リンク
自分の小さな「箱」から脱出する方法