- 背景
以前から継続している、仕事の疲れに対応していくために、購入しました。
- 概要・感想
著者 :山田 知生
出版年:2021年
分野 :心理学・認知科学印象に残ったのは、感情やモチベーションを司るホルモンが明確に記載されていることでした。
やる気・前進・成長を司るドーパミンやノルエピネフリン、エピネフリン、アセチルコリンがあることが分かりました。
また、やる気を削ぐドーパミン・クラッシュという事象を知ることができました。
それは、DPO(Duration,Path,Outcome)がはっきりしないときと、頑張った割に成果が伴わなかった時に、発生します。
特にDPOは良い気づきでした。
つまり、どれくらいの期間で、どうやったら、これくらいの結果が得られそうだ、と考えることが大事なのだと。
これって、プロジェクトにも通じるものだし、そこが明確になることでヒト(自分も他人も)の意欲も駆り立てることができるのだろうな、
と思いました。
その部分がプロジェクト・マネージャーの仕事かもね。あと、ホルモンを整えるための具体的な呼吸法(IPA呼吸法)やストレッチのやり方が記載されており、
意外でしたが、有用でした。
きっと、ヨガやピラティスなんかも意味がある行為なんだよね、と納得することができて良かったです。 - 日常への活かし方
心の構造を理解できる足掛かりになったかと思います。
その上で、今自分がどういう状態にあるのかが判断できれば、
自分のホルモンをコントロールして、意欲的に(そしてそれはきっと幸せなんだと)
モノごとに取り組める状態を作り出すことができることができそうです。
普段の筋トレや瞑想なんかも、モチベーションに直結していることがわかったので、身体からのアプローチも取り入れることで、
より生産性高くなれたらよいなと思います。 - まとめ
心と体はつながっている、ということを感じられる一冊だったかなと、思います。
また、個人的には以下の言葉が非常に印象に残る言葉でした。
休めば、必ず、また立ち上がれる。無理しすぎないで、まずは休もう!
きっと立てるから! - リンク
